裸足フェチへ送る、裸足小説

裸足フェチである主が綴る裸足小説。

⑷レッスン場

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初ステージを終えた翌日、いつものように熱いアスファルトの上を裸足で歩いてレッスン場へ向かうと、そこにあるはずのレッスン場は無くなっており、代わりに和渕がそこに立っていた。

和渕「みんなおはよう。」

5人「おはようございます!」

道明寺「あれ、先生。レッスン場どうしたんですか…?更地になってるみたいですけど…」

和渕「うん、それがね、ここ一体土地開発とかなんとかで住宅街が出来るんだって。そこで、事務所がここの土地を売却したって訳なの。そんな訳で、レッスン場は別の場所に移動になったの。」

道明寺「そうだったんですね…。初めてレッスンした思い出の場所だったから、残念です…。」

四宮「そうは言っても仕方ないじゃない。確かに悲しいけど、前を向いていかなきゃ。」

藍田「そうだよ!それで、新しいレッスン場はどこにあるんですか?」

和渕「うん、ここから歩いて10分の所にある廃校舎の体育館を借りる事になったの。」

安元「ここから10分ってことは、寮からは歩いて20分ですか!また遠くなりますね…。」

楠木「ちょっと大変だけど、でも歩けない距離では全然ないですね。」

和渕「ごめんね。みんな裸足なのに大変でしょう。靴を履かせてあげたいのは山々なんだけど、コンセプトだから仕方ないのよね…。」

道明寺「そこは気にしないでください!先生が謝ることじゃないですし。先生は何も悪くないです。」

藍田「そうですよ、先生!さぁ、行きましょ!!」

和渕「みんな…。ありがとう。じゃあ行きましょうか!」

この日も30℃超えの真夏日となり、アスファルトの地表温度は60℃を超えようかという熱さだ。

安元「アチチ…!今日も本当に熱いね…!」

四宮「本当ね…。でも、暑いのもあと少しで落ち着いてくるはずだわ。それまで我慢ね…。しかし、本当熱い…。」

和渕「みんな、足の裏大丈夫?あと少しで着くから、もう少し辛抱してね!」

5人「はい!」

数分後、6人は廃校舎に到着した。

和渕「確か、ここで合ってると思うんだけど…想像以上に状況が良くないわね…。」

道明寺「さながら、倉庫みたいというか、埃っぽいですね…。」

和渕「軽く片付けしてから、練習しよっか。」

四宮「はい。とりあえず椅子やマットなどの大きいものは奥の倉庫にしまって、その他はほうきで掃きましょうか。」

こうして6人はレッスン前に掃除をする事になった。あらかた片付いたところで掃除は終わった。

和渕「ふぅ…結構時間かかったわね。みんなお疲れ様。床はまだ結構砂や石でザラザラしてるけど、練習出来る環境にはなったわ。裸足の皆には申し訳ないけど、今日からはこの環境でレッスンを始める事にするわ。」

道明寺「全然大丈夫です。今日もよろしくお願いします!」

5人「よろしくお願いします!」

和渕「うん、よろしくね。それじゃ早速始めましょうか。」

こうしてレッスンが開始された。5人は小石が散らばった床の上で、チクチクと刺さる痛みを我慢しながらダンスの練習を続ける。

和渕「今日は少し早いけど、終わりにしましょうか。掃除で疲れてるでしょう。足の裏痛くない…?」

藍田「ちょっと痛いけど、全然大丈夫です!」

和渕「やっぱり痛いよね…。ごめんね。こんな環境で。」

四宮「全然大丈夫ですよ。それに先生が謝る事じゃないですし。本当、気になさらないでください。」

和渕「ありがとう。それじゃあ、今日は帰りましょうか。」

こうしてレッスンが終わり、寮への帰り道。

道明寺「ちょっと痛いとは言ったけど、正直足の裏ズタズタだよね。。」

安元「数えきれないぐらい小さい傷がいっぱいあるよ…。しかし、こんなに黒くなるのかってぐらい足の裏真っ黒だよ。」

楠木「本当だ。すごい真っ黒になってる。」

藍田「今までさ、寮の部屋に入る時は足の裏拭いてから入ってたじゃん?でも毎日裸足なのに、いちいち拭いてから入るのだるくない?」

四宮「…まぁ、確かにそうね。」

藍田「そこで提案があります!もういっそのこと、そのまま拭かずに入るのはどうですか!外国って土足文化があるじゃん?」

四宮「そうかもしれないけど、ここは日本よ?部屋汚れちゃうし大変だと思うんだけど。……あ、そうだわ。」

藍田「お!?何か閃いた様子!」

四宮「いや、まあ大したことじゃないんだけどさ、部屋中にビニールでもなんでもいいから、床に敷き詰めればいいんじゃないかな。そうすれば床は汚れないで済むわ。まぁ直接床には座れなくなるけど。」

安元「寝る時はどうするの?せっかく洗った足の裏がまた汚くなっちゃうじゃない?布団も汚れちゃうし。」

四宮「それは……諦めるしかない、かも…。」

安元「やっぱり、面倒くさいけどちゃんと足の裏は拭いてから入ろう。」

藍田「うん…そうした方がいいね…。」

普通の女の子ならまず話さないような会話に、道明寺は少し可笑しく感じていた。

道明寺「なんか可笑しいね。私たちが裸足だからこんな会話になってるって、すごい特殊な状況だよね。それが面白くなっちゃって。」

楠木「確かにそうだね。私、前ほど裸足でいることに抵抗感じなくなってきたよ。今でも足元をジロジロ見られると少し恥ずかしいけど…。」

道明寺「もう裸足の生活を始めてもう少しで1ヶ月経つね。今考えると、この季節が一番裸足に辛い季節だったんじゃないかな。アスファルト本当に熱いし。ステージも本当に熱かったよね。」

四宮「そうとは限らないわ。この地域は冬すごい雪が降るでしょ?その中でも裸足なのよ?」

安元「わ、忘れてた…。雪の中で裸足ってかなりヤバくない?」

藍田「でも、冷たいっ!とか騒ぎあったりして楽しそうかも!」

四宮「…普通その考えになるかな。。本当、里佳子ってポジティブよね。。」

そんな事を話してるうちに寮に到着した。

5人はいつものように、足の裏を布巾で拭いてから部屋に入る。しかし、いつもより汚れが落ちず、

道明寺「なかなか落ちないね。ある程度拭いておけば床は汚れないはずだから、足の裏が黒いのは諦める事ね…。」

5人は足の裏をしっかりと拭いたにもかかわらず、皆一様に真っ黒のままだった。