裸足フェチへ送る、裸足小説

裸足フェチである主が綴る裸足小説。

08.空手部の伝統

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テスト明けの月曜日、この日も暑い日となったが、瑞波は変わらず、裸足のまま登校していた。
瑞波「…今日も地面はあっついねー、ほんとに。…」
つま先立ちやかかと立ちなど、出来るだけ熱くない方法を色々試しながら学校へ向かった。
登校中、瑞波を最も苦しめるのが大通りの信号だ。
瑞波「…この信号はいっつも長いんだよね。ほんとどうにかしてほしいよ。アチチ……」
瑞波はつま先とかかとだけで立つのが、足の裏を地面に付けずに立つ最も良い方法だという事を学んでいた。
なんとか学校に到着し足の裏を見ると、小石を踏んだ跡がボツボツとでき、土踏まず以外は真っ黒になり、ほのかに赤くなっていた。
瑞波「…でも、この裸足生活も長いこと続いたなー。…」
瑞波は達成感に浸っていた。

放課後、瑞波は美波と武道場へ向かった。
部員が全員集まった頃、先輩が言った。
「今日は空手部伝統の裸足ランニングを行います。」
突然の事に1年生はみな騒然としている。
「こんな日に裸足でランニングしたら、足の裏を火傷しちゃいますよ!?」
「これは空手部の伝統でね。1年生のみんなは初めてだと思うけど、毎週月曜日にやる事になっているんだ。」
「そうだったんですね…。そういう事ならしょうがないです。押忍!」
「じゃ、みんなこのまま、学校の外周を走るよ!」
空手部員は全員、道着姿に裸足のままで武道場を飛び出した。
校庭は思いの外熱くなく、走りやすかった。
美波「なんだ、今日は思いの外熱くないね。」
瑞波「うん、ここはね。」
美波「ここは、ってどういう事?」
瑞波「まあ、じきにわかるって。」
そうこう話しているうちに、校庭を抜けて校門の外に出た。校外はもちろん、舗装されたアスファルトだ。部員達は口々に悲鳴を上げていた。美波も例外無く。
美波「あつっ!!!めちゃめちゃあついじゃん!!」
瑞波「だから言ったでしょ?じきにわかるって。」
瑞波も熱いことに変わりは無かったが、裸足生活で慣れているからか、他の部員ほど騒ぎ立てる事はしなかった。
先輩達も普段から裸足で走っているからか、冷静な顔で走っていた。しかし、実際は……
好輝「やっぱこの時期のランニングは熱いな。」
琴美「そうね。アチチ…。」
先輩達も熱いことに変わりは無いようだ。
途中、信号待ちで止まっているときも、全員足をバタバタさせながら地面の熱さに耐えていた。
1.5kmほど走り、武道場に戻ってきた。全員一目散に水道へ走った。
美波「ひー!!本当に熱かった!足の裏軽く火傷しちゃった。」
「みんなお疲れ様!ゆっくり休んで、30分後に練習を再開しよう!」
「押忍!!」
30分後に練習は再開された。
フローリングの床がヒンヤリと気持ちよかったが、練習中常に足の裏がヒリヒリしていた。
練習が終わり、帰路の途中。
美波「瑞波はよくこんな暑い中でも裸足でいられるよね。」
瑞波「裸足でいられるんじゃなくて、いなきゃいけないからいるんだけどね。アチチ…。」
美波「別に無理していろって言われてる訳じゃ無いんだから…。」
日は落ちてきていたが、地面の温度は日中とあまり変わらなかった。
美波「バイバーイ!また明日ね!」
瑞波「うん!バイバーイ!」
瑞波は来た道を、アチチと言いながら帰るのだった。