裸足フェチへ送る、裸足小説

裸足フェチである主が綴る裸足小説。

(9)新曲MV撮影

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ベアフットがデビューしてから4ヶ月たった12月某日ーーー

この日はベアフットのデビューシングル「ピエーディ・ヌーディ」のMV撮影が某所の河原で行われる。

冬ならではのカラッとよく晴れたいい天気だが、気温は1桁台の厳しい寒さ。ベアフットの5人は移動中の車内でーーー

藍田「ねぇマネージャー、聞いてなかったんだけど、ピエーディ・ヌーディってどういう意味なの?」

マネージャー「どういう意味だと思う?」

道明寺「うーん、外国語である事は確かだけど、まるで検討がつかないなぁ。」

四宮「デビューシングルだし、きっと私たちの裸足にちなんだ事だと思うわ。」

マネージャー「お、さすがは四宮さん。鋭いなー。ピエーディ・ヌーディはイタリア語で裸足って意味なんだ。なんかオシャレでしょ?」

楠木「はい、イタリア語ってだけでオシャレな感じです…。」

安元「ストレートに裸足ってタイトルだとあまりにも直接的だけど、外国語だとなんかオシャレな感じだし、すごくいいと思う!」

マネージャー「でしょ?そうだと思ったんだー。せっかくだし、裸足にちなんだタイトルにしたかったけど、裸足だとあまりにもストレートだと思って、どうしたらいいかなと思った時に、外国語で言えばストレート過ぎないし!と思ってね。」

道明寺「このタイトルってマネージャーが考えたんですね。」

マネージャー「まぁね。プロデューサーに打診してみたら、それでいこうって言ってくれてね。お、そうこう話してる内に到着したみたいだよ。コート着てってね。」

ドアを開けると、突き刺すような冷たい空気が車内に流れ込んできた。

藍田「さむっ!!」

悪天候なら雪でも降りそうな寒空の下、5人はロケ現場に足を踏み入れた。

安元「冷たっ!!!氷の上に立ったみたいな冷たさだよ。。」

道明寺「祐未は氷の上に立った事あるの?笑」

安元「いや、ない笑 でもそんな感じじゃない?真夏のアスファルトは熱すぎてまともに立ってられなかったけど、今日は冷たすぎてまともに立ってられない感じ…!」

道明寺「本当に冷たいね。。」

もちろんこの日も5人は終日裸足で撮影に臨む。この日は風が強く、足の感覚はすでに無くなりかけている。

監督「今日、みんなのMVを担当する、関口です。デビューシングルのMVをより良いものにできるよう頑張るから、よろしくね。」

5人「よろしくお願いします!」

関口「よし、じゃあ早速撮影に入ろうか!」

5人はコートを脱ぎ、衣装で撮影に臨んだ。MVは仲良し5人組の女の子達が話をしながら横並びで道を歩くというもの。

関口「自然な笑顔で、楽しい感じで歩いてみて!」

5人は冷たくゴツゴツした地面の痛さを我慢して歩いた。笑顔がひきつらないように、自然な笑顔で。冷たくなってもう感覚が無かったが、時折小石が刺さる痛みは残っていた。

関口「よし、ちょっと休憩しようか!」

道明寺「はい!」

とは言ったが、5人としては1秒でも早く撮り終えたい気分だった。コートは渡されるが足元は裸足のまま。突き刺すような冷たさのアスファルトの上で懸命に我慢する。あまりの冷たさに足を交互にこすり合わせて我慢した。10分が1時間にも感じられた休憩がようやく終わり、撮影が再開する。

関口「じゃあ次は川に入って水をかけあうシーンを撮ります!寒くて気の毒だけど、ここはグッと我慢して、入ってもらえるかな?」

5人「はい!お願いします!」

そうは言ったものの、内心は帰りたくてしょうがなかった。川の水は凍るように冷たいだろう。

アスファルトの道から階段を下りて石がゴロゴロした河原に足を踏み入れる。一歩一歩が足つぼのように突き刺さる。

藍田「痛くて歩きづらいね…!」

道明寺「ここはみんな我慢どころだよ。川の水は多分ものすごく冷たいけど、撮影が終わるまで我慢して。」

四宮「そうね。頑張りましょう。」

足つぼロードのような石の上をようやく歩ききり、いよいよ川の水に足をつけようとする。

安元「よし、ここは一つ。気合いを入れてみんなでせーので入ろう!」

楠木「わかりました…!」

道明寺「オッケー!じゃあ、みんな行くよ!せーの!!」