裸足フェチへ送る、裸足小説

裸足フェチである主が綴る裸足小説。

⑦展望台デート

展望台はファミレスから歩いて20分のやや標高が高い場所にあって、街一面が見渡せるこの地域の絶景ポイントだ。

陽は落ちてきていたがアスファルトは熱く、裸足のユキは我慢の表情を浮かべていた。隣を歩いていたトモは興奮しつつも心配していた。

トモ「やっぱり熱いですよね…?差し支えなければおぶりますよ…。」

ユキ「いえいえ!!大丈夫です!あともう少しで着きますので。。」

ユキ「…本当はおぶってもらいたいけど、我慢、我慢…!」

ユキはおぶってもらいたい気持ちを抑え、我慢して裸足で歩いていく。

トモ「それじゃあ、走った方が楽ですか?あ、でも足痛いですよね…」

ユキ「あ、走った方がいいです!トモさんが差し支えなければ!」

トモ「自分は全然大丈夫ですよ。では、走りますか!」

ユキ「はい!」

凹凸の痛みがより足裏に突き刺さるが、熱さは多少軽減される。走ること3分、交差点の赤信号にかかる。

ユキは静止していることができず小刻みに足踏みしている。

トモ「よければ…自分の靴の上に立ってください。」

ユキ「いえ!それは流石に申し訳ないです。」

トモ「そうですか…。無理はしないでくださいね。何かあれば頼ってください。」

ユキ「ありがとうございます。お優しいんですね。」

トモ「いえ、女の人がこのような目にあっているのが不憫で。。」

ユキ「トモさんって本当優しい方ですね。」

トモ「いえ…」

ユキはそう言いながら、足元の熱さを懸命にこらえている。

信号が青になり、2人は再び走り出した。西陽が厳しく、少し走るだけで汗がにじんでくる。展望台に近づくにつれ、木陰が多くなってきて、ユキにとっては天国エリアに入ってきた。

トモ「もう走らなくて大丈夫そうですか?」

ユキ「はい、おかげさまで熱くないところに来たので大丈夫です。」

日陰に入ると、ユキは足裏がジンジンしているのをより感じるようになった。

ユキ「…足裏やけどしてるかも。。ヒリヒリしてイタッ…」

足裏の状態を確認したい気持ちを抑え、展望台に向けて歩く。

程なくして、展望台に到着した。

ユキ「到着しました!人はあまりいなさそうですね。上まで行きましょうか。」

トモ「そうですね、行きましょう。」

階段を上り、展望台の頂上に到着した。広い空間が広がっており、360度一周出来るようになっている。ただ一つ、大きな問題があった。展望台の足元が鉄板で出来ており、直射日光を遮るものがないため超高温になっていた。

予想外の出来事だったが、自分が誘った手前、上った瞬間に降りようとは言えず、ユキは一人熱さに悶絶していた。

ユキ「…熱い、熱すぎる…!!」

トモ「景色が綺麗ですね!街が一面見渡せますね。」

ユキ「は、はい、そうですね…!」

ユキは答えるだけで必死だ。トモは景色に夢中でユキが熱がっていることに気づいていない。

ユキ「…熱い…!早く降りたい…!!でも私が誘ったし、上がってすぐ降りようなんて言えない。。」

ユキは足踏みして必死に熱さに耐えている。

しばらくして、トモがユキの異変に気付いた。